毎年10月1日は浄化槽の日です。

制定された昭和62年以来、10月1日には全国浄化槽団体連合会さんが主催する全国浄化槽大会が開催されています。

わが国で下水道が全国的に完備されるまでの繋ぎ的な役割として開発された浄化槽ですが、近年でも約755万基設置されており、ピーク時の設置基数890万基と比べてもまだまだ活躍していることが分かりますね！

浄化槽は日本独自に開発された汚水処理施設です。

下水整備が他の先進国と比べ遅れているとはいえ、日本の衛生環境が他国と比べても優れている理由の一つはやはり江戸時代からし尿を汲取る習慣が根付いていたことかもしれません。

その一例がヨーロッパで猛威をふるったペストの流行ですが、日本が鎖国の長かった島国であったことを差し引いても同じイギリスと比べて推定死者数が段違いであることからも、日本がとても衛生的であったことがわかります。

世界一の観光地パリでは下水道が完備されさすがに道端へし尿がばら撒かれることは無くなりましたが、それでも散歩中の犬のフンを回収しない人やポイ捨てする人が多いそうですから、そこに住む人々の根本的な考え方というのは世代を超えて浸透し続けていくのだと感じます。

生活排水をすぐに綺麗にしてくれる浄化槽という便利なものが開発され、汲取りの頻度が減るとなかなか意識が薄れてゆきがちですが、日本人の衛生観念を受け継ぎ、浄化槽を使用していただいている皆様には、浄化槽法をきちんと遵守した使い方を心がけて頂ければ弊社としても嬉しい限りです。

今年はコロナの影響で残念ながら全国浄化槽大会は開催見送りのようですが、大会ではいつも素敵な標語が発表されています😄

感染症が蔓延るいま、生活衛生を支える浄化槽をテーマに次回の標語を考えてみてはいかがでしょうか？😉

そして山田清掃も10月1日からめでたく51期目を迎えます🎉

浄化槽の日より歴史は長くなりますね！たまたま同じ日なのですがなんだかご縁を感じて嬉しくなりますね🎵

これからもどうぞよろしくお願い致します🌟